健診で尿酸値が高いと言われたら?痛風発作がなくても確認したいこと

健診で尿酸値が高いと言われたら?痛風発作がなくても確認したいこと

「健康診断で尿酸値が高いと言われたけれど、痛風の症状もないし、放っておいて大丈夫?」

こんにちは、茅ヶ崎信愛クリニック院長の小島です。

健康診断で「尿酸値が高い」と指摘されても、特に痛みがなければ、そのままにしてしまう方もいらっしゃると思います。

尿酸値が高いと聞くと、ビールや食べ過ぎが原因と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。腎臓の働きや体重、血圧、血糖値、さらには普段飲んでいる薬など、さまざまな要因が関係しています。

また、尿酸値が高いからといって、必ずしも痛風になるわけではありません。一方で、痛みがないからといって、何も確認しなくてよいわけでもありません。

では、尿酸値がどのくらい高ければ注意が必要なのでしょうか。食べ物や飲み物を変えるだけで改善するのでしょうか。それとも薬による治療が必要なのでしょうか。

今回は、健診で尿酸値が高いと言われたときの受診の目安と、日常生活で気をつけたいポイントについて解説します。

健康診断で「尿酸値が高い」と指摘されても、痛風のような強い痛みがなければ、そのままにしてしまう方は少なくありません。

しかし、尿酸値の上昇は、食事や飲酒だけでなく、腎臓の働き、体重、血圧、血糖、服用中の薬などが関係していることがあります。数値だけで痛風と決めつけることも、症状がないから問題ないと考えることも適切ではありません。

この記事では、健診で尿酸値が高かったときに確認したいことと、受診を考える目安を説明します。

尿酸値が高いとはどういうこと?

尿酸は、体内で作られた「プリン体」の分解産物です。通常は腎臓などから体外へ排出されますが、作られる量が多い、または排出が少ないと、血液中の尿酸が増えます。

尿酸値が高い状態が続くと、尿酸の結晶が関節などにたまり、痛風発作につながることがあります。また、尿路結石や腎臓の状態と関連する場合もあります。

一方で、健診で尿酸値が高かったからといって、すぐに痛風と診断されるわけではありません。診断には、数値の推移、症状、腎機能、尿検査などを合わせて確認します。

尿酸値が上がる主な原因

飲酒や食生活

飲酒量が多い、甘い飲料をよく飲む、肉類や内臓類などに偏った食事が続くと、尿酸値が上がることがあります。食事だけが原因とは限りませんが、生活習慣を見直すきっかけになります。

体重・血圧・血糖などとの関係

肥満、血圧が高い、血糖や中性脂肪に異常がある場合は、尿酸値も高くなりやすい傾向があります。尿酸値だけでなく、健診結果全体を確認することが大切です。

腎臓の働きや薬の影響

腎臓の機能が低下すると、尿酸を十分に排出できないことがあります。また、利尿薬など一部の薬が尿酸値に影響する場合もあります。薬が原因かもしれないと思っても、自己判断で中止しないでください。

症状がなくても受診したほうがよいケース

次のような場合は、健診結果を持って医療機関に相談しましょう。

  • 尿酸値の高い状態が複数回続いている
  • 腎機能、血圧、血糖、脂質にも異常がある
  • 過去に尿路結石や痛風発作がある
  • 体重が増えた、飲酒量が多いなどの変化がある
  • 尿酸値を上げる可能性のある薬を使用している

健診の基準値は、検査機関や判定方法によって表示が異なることがあります。単回の数値だけで自己判断せず、前年との比較や他の検査結果と合わせて評価します。

足の親指が急に痛いときは早めに相談を

足の親指の付け根などが突然赤く腫れ、強く痛む場合は、痛風発作の可能性があります。ただし、似た症状は細菌による関節の感染症などでも起こります。発熱がないから痛風と決めつけることはできません。

強い痛みや腫れがある、歩くのが難しい、症状が急に悪化している場合は、早めに医療機関を受診してください。市販薬を使う場合も、腎臓の病気や服用薬がある方は、事前に医師や薬剤師へ確認しましょう。

医療機関では何を確認する?

受診時には、健診結果のほか、飲酒量、食事、体重の変化、痛みや腫れの有無、服用中の薬を確認します。必要に応じて、尿酸値の再検査、腎機能をみる血液検査、尿検査、血圧や血糖の評価などを行います。

尿酸値が高い場合でも、治療が必要かどうかは一律ではありません。症状の有無、腎臓の状態、尿路結石の既往、他の生活習慣病などを踏まえて方針を決めます。

茅ヶ崎信愛クリニックへの受診をご検討ください

健診で尿酸値の異常を指摘された方は、結果票を持参してご相談ください。尿酸値だけでなく、血圧、血糖、脂質、腎機能などを含めて確認し、生活習慣の見直しや追加検査の必要性を検討します。

「痛風発作がないから大丈夫」と放置せず、まずは現在の状態を確認することが大切です。

参考情報

本記事は、健診結果を受け取った方が受診の目安を考えるための一般的な情報です。診断や治療方針は、症状・検査結果・持病・服用薬などを踏まえて医師が判断します。

監修 医学博士 小島正之

この記事は一般的な情報をお伝えするものです。症状の感じ方や必要な検査は一人ひとり異なります。気になることがあれば、遠慮なく診察のときにお尋ねください。

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